Yutaka Kashiwagi Blog

未来

2007年 8月に原宿キャットストリートでスタートした我々も

今年で8周年を迎えました。

この間、世界では大きな出来事や震災、災害もあり、

弊社は「表参道移転」や「サロン名の改名」とバタバタでした。

僅か8年間ですが、とても多くの経験をさせていただき

勉強をさせられる事ばかりでした。




そして、これからも同じ想いで諦めず、飽きるまでやり続ける事で

次の何かが生まれ、もっと先に進めるのだと確信しています。

おごらず、謙虚に、危機感を持って取り組み、

決して楽に辿り着ける景色だけ見に行こうとはせず、

辛さや苦しさや苦悩があって次のハッピーな場所を見に行く。

けっして成功ばかりでなく、失敗の方が多くなるはずですが、

失敗から学ぶ事が多いのを、自分自身は痛感しましたし、

イマドキの若い人達に厳しい考えなのかも知れませんが、

HOULeのスタッフにもそんな気持ちを持ち続けて欲しい。




8回目のこの夏、5年経った現店舗を改装します。

拡張でも拡大でもありません。

今のうちには拡大よりも充実を考える。そういうタイミングです。

これを期に自分はもっと勉強しないと違う景色を見られないし、

身の丈に合わせて自分達の進むべき道を、また走り始めたいと思います。

今までやれなかった事にどんどんチャレンジして行きます。

そして今より高く跳びます!

 

9年目のHOULeもよろしくお願いします。


節目の夏

今年の夏もバタバタになりそうです。

楽しむ間もなく2、3ヶ月が過ぎて行ってしまいそうです。

毎年7月11日を節目として、

そこまでの前半、そしてこれからの後半を、

立てた目標に添わせてやっていくパターンです。

上半期は目標すら忘れてしまうくらいなバタバタ感で、

マネージメント面から言えば0点。前半はダメ。

プレーヤーとしては、新しいチャレンジもしてみたし、

撮影、セミナー、イベントにも多く参加させていただきました。

WEB関係でも新しい取り組みが出来ました。

何となくやりたい事は出来たと思いますし、

最近、ちょっとカットが上手くなった気がする!?

(地味に嬉しい事)

 

美容師だったらいつまでたっても上手くなりたし、

上手いと言われたいし、お客様に喜んでいただきたい。

「こんなもんでいいんじゃないかな!?」

と思った瞬間で道は途絶えるし、

「まだまだ、なにクソ!」

と思い続ける事が出来れば、どこまでも成長出来る。

若い頃はすごく下手だったし、お客様も全然増えなかったし、

稼げなかったし、毎日飲んだくれて、毎日悩んでいた。

単身で渡米した時は、天井に無数のゴキブリが這っている部屋で、

毎日シーツをかぶりながら寝てたり、1日中バスルームから水漏れがしたり、

なけなしのお金払って借りたアパートは、ネズミがウロチョロしてて・・・

東京に帰って来て表参道のサロンに入ったら

「君の格好はダサイ!」と先輩に言われ、

無理矢理に洋服買いに原宿へ。

給料無いのにいきなりクレジットカードがパンク(汗)

                                                             

たいして稼いでないのに子供が出来て、さあ大変(・・;)

「子供産まれたら車買わなきゃダメだ!」と先輩に言われ、

チャリンコで十分なのに中古の外車を買うはめになり、

借金数万円・・・

 

でもそんな「何かしなくちゃならないから!」とか、

「何か払わなくちゃならないから!」とかの為に働こう!

と考えた事もないし、ただ上手くなりたかっただけ。

ただ沢山お客様に来て欲しかっただけ。

ただカッコいい美容師になりたかっただけ。

 

人生なんかどうにでもなる。

上を向いているヤツには道が広がっていく。

師匠はよく言っていた。

「美容師とはやり続け、くり返す仕事。飽きずに粘り強く、根気強く、

当たり前の事を当たり前にやり続ける。そう言う仕事。」と。

 

その通りだと思う。

だから今も続けている。

 

今日が48回目の7月11日。

美容師になって228回目の夏。

また1年頑張ります。

みんなありがとう。


Beauty Force

今年もビューティフォースの総会&納涼会が行なわれました。

あれから4年4ヶ月が経ち、

今年度の活動で一区切りさせていただくことになりました。

我々が出来る事、この業界内で出来る事、

微力ではありますが試行錯誤でやれる範囲を可能な限り支援してきました。

 

自分は残念ながら今年は参加できななかったのですが、

6月には盛岡で1200人の美容関係者の方々に集まっていただき、

最後のビューティフォースセミナーが大盛況で行なわれました。

一昨年の仙台、昨年の郡山、そして盛岡、

我々メンバーと被災地の美容師の方々との心が繋がった様に感じました。

なかなかこれだけのメンバーが仕事抜きで一つのイベントに集まるのは、

体験したことがないし、おそらくこの先も無いでしょう。

 

この節目の日に、ちょっと考えてみました。

自分達は何が出来たんだろうか・・・?

本当に役に立ったのだろうか・・・?

 

震災後に、誰から強制されたわけでなく集まったメンバー。

あまりにも名前が通っていた美容師ばかりで、嫌なバッシングまで受け、

初めて街頭募金活動に立ち、表参道ヒルズで支援イベントを行い、

初めて被災地、福島の相馬にボランティアカットに行き、

被災地の風景を目の当たりにして言葉を失った。

あの日、車の中から見た景色はおそらく一生忘れないでしょう。

 

釜石、大船渡、大槌・・・

もしかするとこんな事でもなければ、

生涯行く機会が無いかも?という場所にまで行き、

大雪の日に一人で相馬のチャリティーセミナーに行った事も、

大変だったけど、心に残る1日でした。

もし自分がビューティフォースに参加してなければ・・・

普段は見る事の出来ない風景や、人に出会えることが無かったですし、

どうしていいか分からず、とにかく出来る事だけをやってきたこの4年4ヶ月、

自分の人生に於いて、貴重な時間を頂いた様に思います。

 

美容師として、組織のTOPとして日頃活動してる面々の、

あの事態の中で考え出される哲学や信念に触れ、大変勉強させられましたし、

様々な経験の全てが人として、美容師として役に立ったと思います。

 

人は人と絡み合い生きている。

サロンでも、社会でも、一人では生きていけないし、

誰かの支えがあってこそ生かされている場面ばかりだと思う。

誰かが自分を求めていて、それに答えようとする瞬間にこそ、

生きている価値を見いだせる。



美容師なんて仕事をしていると、

とかく1人の力で何でも創り出せるような錯覚をしてしまう時がある。

本当に一人で生きている人間なんかいないし、

だれかの支えがあってこそ生かされ、独りよがりな自分は恥ずかしくなる。

 

自分は基本つるむのが嫌いです。集団行動も苦手です。

でも、だれかの支えになって、だれかに支えられている。

そして高め合って行く事が本当に大切な事で、

それを再確認させられたこのチームに参加できたこと。

自分の財産になりました。

 

ビューティフォースの名はこれからも残ります。

無いことを祈りますが、またあの日のような事があったら、

今以上の支援が出来る自分になっている様、

美容を通じてもっと成長していきます。

 

皆様、ありがとうございました。